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我慢(がまん)

夢占い相性占い前世占いのラピスの輝き」が、”我慢(がまん)”の意味やいわれについて、お送りさせて頂きます。
 
「わがままを言わないように我慢する」、「甘い物を我慢する」など、“我慢”という言葉はとても頻繁に使われ、「今を乗り越える為に辛抱強く我慢して・・・」、といったアドバイスをお送りさせて頂く事がございます。
その意味を誰もがご存知かと思いますが、現在は耐え忍ぶ事、堪えるといった形で使用されている言葉となります。
 
しかし、元々は仏教で使う言葉となり、“我が慢する”という表現をする事もあるのですが・・・。
 
“我”とは自分自身を表すように、自分の欲であったり、「何かをしたい」という気持ちが大きくなる中で、それが叶わない状況において、「我慢をしなければならない」という使われ方をします。
 
最初の一文にて、「わがままを言わないように我慢する」とお伝えしましたが、この“わがまま”という言葉も、漢字で書くと“我儘”と書き、自分を表す“我”の言葉。もう一つの“儘”は、「意のまま(儘)にあやつる」とも言われるように、「我がままに、自分の思うがままに」という事を表現しております。
 
そして、もう一つの意味があるのですが、“我”とは自分自身に執着する事、“慢”とは慢心を意味する言葉。その二つが合わさり、自分の力を過信したり執着してうぬぼれる事を意味し、傲慢や驕りと似た言葉として捉えられていました。
 
その我慢が、「我を張る、強情」などの意味として使われるようになり、強情な人は他の方に弱みを見せる事がなく、耐え忍んでいるように見えた姿から、今現在においては耐える・忍ぶ・堪えるといった意味で、我慢という言葉が使われるようになったとも言われております。
 
上記のいわれからすると、いずれにしても元々はあまり良くない意味として使われ、「自分が自分が・・」という気持ちが強くなる事により、ご自身が苦しくなってしまう。相手や物事を自分の思うがままにしようとして、かえって思い通りに行かず、周りに影響を与えたり時には迷惑をかけてしまう事などもございます。
 
“我慢”をしなければならない状況というのは、「アレが欲しい、コレがしたい」。はたまた「あの人に会いたい、話がしたい、メールしたい」など、自分の気持ちが前に出るからこそ、我慢といった状態も生じて参ります。
 
以前、零からの便りでもお送りしたように、この世は一切皆苦であり、思い通りにならない事ばかりである。その状況において、自分が思うがままに考え、行動する事で、苦しい我慢を強いられる事が無いよう、いつどんな時でも冷静に、落ち着いた心で臨んで頂ければ幸いです。
 
 
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